本屋さんで、読んで、選んで、試してみた!

お気に入りの本等を、ちょっと偏り気味にご案内!

読む:『料理上手の台所 』その1、その2

ベストセラーとはほど遠かったり、そういえば昔あったよねと懐かしんだり
完全趣味の領域、はたまた、それ本じゃないでしょといったものまで
どこか偏ったチョイスでつらつらと感想を綴っております。
なので、あくまでも個人の感想ということで、ご了解下さい。

 

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たしか、掲載されていた雑誌のその号が

異例の重版になったと


ネットニュースに流れていたのを

記憶しています。

 


その雑誌も、もってます!

 

 

 

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ずらり 料理上手の台所

ずらり 料理上手の台所 その2

 

お勝手探検隊・編 マガジンハウス

 

 


リニューアル前の雑誌クウネルに

登場されていた方々の台所を

覗き見しています。


どんだけおしゃれなのかな、と思いきや


台所の片隅に、ビール瓶のケースが

どん! とおかれてあったり


菜箸や木匙がこれでもかと

瓶にさされて、ならんでいたり


突っ張り棒に、いろんなものが

ぶら下がってたり

 

 

あいかわらず、ここの編集部は

一筋縄ではいきません。

 

あ、とってもおしゃれな台所も

もちろん、ありますよ!

 


台所が主役なので、家主や使用者の姿は

あまり写っていません。


でも、台所の物や、置き方、雰囲気が

その人物像を写し出しています。

 

 

見えてないと忘れてしまうから

みえる化を実践している方の台所は


戸棚の戸は外して、食器類が見えるように

食材のストックも、袋やかごで管理。

やかんも、ガラス製です。


見えるようにしているのは

ズバリ、買い足さないため。


新しい物を欲しくなっても

ぐっとこらえるそうです。(1冊目に掲載)

 

 

昭和の時代に建てられた純日本家屋の台所は

給湯器も換気扇もなし。

ガス台は入っていますが、冷蔵庫はなし。


必要以上作らず、保存には塩や酢を利用。

使用者は、好奇心と好きだから続けている

と語ってましたが


よく考えれば、昔はこれが

普通の生活だったんですよね。

(2冊目に掲載)

 

他にも

 

急な退去を迫られた際

そこのお気に入りのシステムキッチンごと

お引っ越ししてしまった方や


一日の終わりに、調理道具だけでなく

換気扇、ガス台の五徳も洗ってしまう方

 

個性的な面々が揃っています。


はい、やっぱりそう単純に終わらせない

編集部です!!

 

台所だけでなく

台所にまつわるあれこれ

 

掃除用具や、器や、工夫など

も、紹介されていますよ。

 

 

 

ところで

私的に気になることがありまして。

 


時系列でいいますと、この本は

あの震災前の取材になります。

 

 

堆くつまれた食器類。

上部に置かれてある

鍋や壷、調理道具。


見た限りでは

地震の対策とっていないような。


東日本にお住まいの方々は

お怪我なく、ご無事だったでしょうか。

 

 

我が家は、食器棚の地震用ストッパーと

揺れの方向の関係で

実害が、ほとんどなかったです。


立つことが出来ないくらいの

大揺れだったので、奇跡に近いですね。

 


ただ、自室の本棚の本は

ありえないくらい吹っ飛んでました。


あの時、自室にいたらと思うと

ゾッっとします。

 

 

この本を開くと、ちらっと頭をよぎります。


ああ、そこには置かない方がいいよ

と…。

 

 

※「その1」はどうやら出版社に在庫がない模様

 「その2」も時間の問題?