本屋さんで、読んで、選んで、試してみた!

お気に入りの本等を、ちょっと偏り気味にご案内!

読む:『新 ガラクタ捨てれば自分が見える』

ベストセラーとはほど遠かったり、そういえば昔あったよねと懐かしんだり
完全趣味の領域、はたまた、それ本じゃないでしょといったものまで
どこか偏ったチョイスでつらつらと感想を綴っております。
なので、あくまでも個人の感想ということで、ご了解下さい。

 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

 

最初(旧版)に目にしたのは

アマゾンのランキングでした。

 

数々の強豪を押しのけての1位。

文庫で、しかも片付けの本のよう。

 

 

なんだろう、これ。

 

ということで、本屋さんにいってみたら

棚差しで1冊あったので買ってみました。

 

それがきっかけで、その後

怒濤の大片付け、大掃除になろうとは・・・

 

 

f:id:ooaozorahahiroi:20181117005932j:image

 

新 ガラクタ捨てれば自分が見える

ー風水整理術入門ー

 

カレン・キングストン 著

田中 明子 訳

小学館

 

 

「新」とついているのは改訂版の為です。

旧版はすでに重版未定。

 

旧版が発売された当時は

「断捨離」の言葉が定着する前になります。

もちろん、「ときめき」もまだ世に出ていません。

 

「捨てる技術」はあったかな?

 

 

著者は、西洋人の方ですが風水師でいらっしゃいます。

なので、風水的見解やライフスタイル、心構えなどで

??? というところが、なきにしもあらず。

 

そんなところは、私の場合スルーしました。

 

あ、でも、心理的観点から

解説しているところも多々あり。

 

第6章の“人はなぜ「ガラクタ」を溜め込むのか”

は、重要ポイントですね。

 

すごくイタイところ突っつかれます。

思わず、のけぞってしまう〜。

 

そして、世代毎に引き継がれていく

悪習慣の指摘。

 

最近、親世代が亡くなった後

その溜め込みすぎた遺品をどう整理するかが

問題になっていますよね。

 

まあ、昔は物自体が貴重でしたから

仕方がないとはいえ・・・。

 

 

さてさて、ガラクタ整理を後押しする

オススメの項目があります。

 

第5章にある、それはズバリ・・・

“お金がかかる”!!

 

うわあ。と、思わず頷く、頷く。

 

海外の住居スペースで書かれてあるので

部屋数の例題が12とかあるんですが(笑)

 

これを、日本の場合に直したら

もっと高いパーセンテージになるでしょう。

 

なにかって? 「ガラクタ」を溜め込んでいる

スペースの割合です。

 

それを保管する間の家賃は? ローンは?

保管するためのアイテムは? 時間は?

数字で示されると、これは・・・効きます。

 

こうして読み進めていくうちに

片付けしたくなって、ウズウズし始め

部屋の大掃除! に突入しました。

 

ランキング上位に入った理由、わかりましたわ。

 

不思議なもので、見直してみれば

不要品が続々と、出てくる、出てくる。

 

奥に隠れていた書類の束。

スクラップしようとしてしてない雑誌。

また着るからといって結局着なかった服。

 

・・・こんなにあったなんて。

 

なにより、すごかったのは

家族にも影響したこと。

 

読ませた訳ではないのに

押しつけた訳でもないのに

 

家族も急に片付けを始め

家中の不要品が大量に出てきました。

 

フリマアプリは、もちろん

スマホなんてない時代ですから

リサイクルショップに、大量に持ち込みましたよ。

 

いや、ほんとにすごかったです。

 

 

さて、現在発売されている改訂版

前の内容の、どこが加筆されたんだろう?

 

読んでみますと、旧版が出た後に起こった出来事から

改訂版時に追加した章がありました。

 

溜め込み癖のある人の持ち物を

すべて持ち出し、処分してしまう番組が

いろいろな国で作られたが

 

それらは、その人が納得する形で行ったわけではなく

もちろんその後のフォローがされている訳でもなく

それでは意味がないという事が書かれてありました。

 

他人が片付けるのではなく、自分自身が

 

視点を変える=思い込みを変える

 

ことが必須条件で、それがなければ

元の木阿弥になるそうです。

 

何故なら「ガラクタ」は

「自分自身を反映」しているから・・・

 

はい。そうですね。

勝手に処分したら、私、怒りますね。

 

この本読む前は、不要品を不要と

「ガラクタ」とまったく思ってませんでしたから。