本屋さんで、読んで、選んで、試してみた!

お気に入りの本等を、ちょっと偏り気味にご案内!

読む:『流水りんこのアーユルヴェーダはすごいぞ〜!』

ベストセラーとはほど遠かったり、そういえば昔あったよねと懐かしんだり
完全趣味の領域、はたまた、それ本じゃないでしょといったものまで
どこか偏ったチョイスでつらつらと感想を綴っております。
なので、あくまでも個人の感想ということで、ご了解下さい。

 

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アーユルヴェーダというと

一般的なエステやマッサージと

同じようなイメージがありましたが


こちらで紹介している

『本来』のアーユルヴェーダ


ちょっと・・・どころか大分

違っているようです。

 

 

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流水りんこアーユルヴェーダはすごいぞ~!


流水りんこ 主婦と生活社

 


流水りんこ氏といえば

インドの方との結婚や子育てを描いた

「インド夫婦茶碗」が有名ですが


その旦那様の親族に

アーユルヴェーダの医師がいたことから


本格的なアーユルヴェーダ

受けることになります。

 


バックパッカーとして

インドを放浪していた著者でしたが

アーユルヴェーダのことはあまり知らず


インドへ出発する前は


体のメンテナンス以外に

マンガのネタの1つ、2つあればいいな

という軽い気持ちだったそうです。

 

 

アーユルヴェーダ

インドで古来から発展した医療です。


ヴァーダ、ピッタ、カパといった

独自の体質の見方や

アルマ(人の急所)、プラーナ(気)など


漢方や、鍼灸、気功にも近いところがあります。


おおもとは、このインドからの流れなのでしょう。

 


治療院があるところは、インドの南部で

自然に囲まれた場所です。


外灯もなにもない、夜になれば真っ暗。

超自然。


ただ、それは自然のリズムに合わせる

という意味があるのでしょうか。


そして、自然が間近にあるのは

薬として使う材料を

その森林から採取してるから。


原料の菜園というわけです。

 

 

治療日数は、通常3週間。

治療した日数と同じ日数、休まなければいけない。


これを、時間がないからと省いてしまうと

逆に体調を崩してしまうそうで。


これは、本当に治療ですわ!

 


著者は、といいますと

調整できて、なんとか2週間。


そのため最初の1週間は

体の毒素を体外へ出す治療をしっかり行い


残りの1週間は

旦那さんの実家で休むことになりました。

 


治療といっても、メインがマッサージ。


それが、エステとかマッサージと思われる

所以のようですが


実際は、事前の問診にあわせて

個人個人オイルも薬草も変えているようです。


そして、治療中は「眠ってはいけない」


意識が吹っ飛ぶくらい気持ちよくても

起こされるみたいです。


あと、完全にすっぽんぽんでの処置(笑)

これも、あんまり体験しないですね。

 


著者は、生来の好奇心から

体験したアーユルヴェーダの治療を通し

医師に、様々な質問をします。


医師もきちんと答え

いつでも質問してくれて構わない

と、逆に促します。


後に、著者はこの医師が

アーユルヴェーダ界では

超有名な医師であることを知ります・・・


旦那の遠縁って、嘘だよね絶対! と(笑)

 

 

 

そうして、2週間の間

自身の変わっていく体とともに


主治医や若きアーユルヴェーダ医師

同じ入院している患者との交流から


アーユルヴェーダの奥深さを

垣間見ることになります・・・。

 

 

インドのアーユルヴェーダ

中国の中医学

日本の漢方、鍼灸


代替医療と表現もされたりしますが


一流の方は

本当にすごいらしいですよね。


脈や舌を診ただけで、症状がわかるとか。


私も、鍼灸院に

お世話になったことがあります。


眼科で診てもらっていた、ものもらい

あんまり治りが遅いので相談したら


あるツボに鍼を打ったところ

徐々に腫れが引き、数日で治りました。


ずっと塗り薬塗っても、治んなかったのに・・・

(あくまでもこれは、私の場合ですが)

 


西洋医学か、東洋医学

どちらがより優れているか


というよりは


その分野で、それだけ精通しているか

どれだけ対処できる判断力をもっているか


どちらも、それにつきますね。

 

 

それにしても、アーユルヴェーダ

いままでも、雑誌や本で

読んだことはありましたが


初心者向けのものとしては

本書が一番読み応えがありました。


アーユルヴェーダがどういうものか

広く伝えていくのも使命」


と、医師は最後に著者に伝えましたが

まさしく、筆者は適任でしたね。