閑話:どうしようもない記憶力
日本に舞台を移してドラマ化した
三谷幸喜・脚本「黒井戸殺し」
TVで放送されてましたよね。
私は、それは見ていなかったのですが
この小説は好きだったので
ドラマを見たきょうだいに
感想を聞いてみました。
「前回の『オリエント急行殺人事件』よりは
まあ、よかったかな。
原作では、ちょっと無理矢理感があった部分
あれを、うまいこと直していたね。
芸達者な役者が揃っていたのも高ポイント。
ただねえ、最後の終わり方がねえ。
日本人の気質にあわせて、ああしたのかなあ」
と、熱く語ってくれたのですが
聞いている途中で
自分の重大な誤りに気づきました。
なんと・・・
犯人以外、ほとんど覚えていなかった( ̄▽ ̄;)
犯人は、覚えているんですよ。犯人は。
ポアロは引退していて
主人公の近くに住んでいた
という設定も、覚えてます。
でも、登場人物の相関や、殺人の経緯
犯罪の動機など、まったく覚えていない。
・・・ええ、どうやら
「アクロイド殺し」
新鮮に、改めて読めそうです。
犯人、わかっているけど。