読む:『とりぱん』
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このマンガの第1巻は
友人が貸してくれました。
むさぼるように何回も何回も
読みました。
おもしろかった。
それも理由では、あるのですが
友人から借りて数日後
インフルエンザにかかり
約1週間、自室に
隔離されてしまったことも
影響しています・・・
とりぱん1巻〜22巻
とりのなん子 講談社
インフルエンザが治った後に
1巻購入しました。
もう、大分前になりますねえ。
なつかしい・・・
そうして、現在22巻。
1巻と22巻を比べてみると
・・・格段に画がうまくなっている。
あ、もちろん。
お話の構成力も。
北東北(I手県)に住んでいる著者の
野性味あふれた(プラス、ちょっと毒っ気のある)
日常が綴られている、エッセイマンガです。
1巻にも書かれていますが
「ペットまんがはあるけれど
野鳥ものはないよな」
と、ふとよぎった考えから
長年餌やりをしていた野鳥の
ショート作品が生まれ
『とりぱん』の出発点となりました。
私も、住んでいるところが田舎なので
鳥の鳴き声とかもよく聞こえますが
それまでは、ただの鳴き声だったのが
あ、ヒヨちゃん喧嘩してる
と、頭の中ですっかり
キャラ立ちするようになりました。
そして、北国といえば
冬の貴婦人、白鳥。
見た目は、優美なんですがね。
身近に白鳥がいる環境だと
わかるのですが、結構うるさい。
こちらを読むと、もれなく
白鳥にロマンを感じなくなります(著者談)
他にも、猫ネタや、金魚ネタ、四つ足ネタ
人間ネタ(?)が、盛りだくさん。
さらに著者の嗜好により、虫ネタも満載です!
・・・引く方は、引いてしまいますが
これはこれでおもしろいのです。
連載中に賛否両論あったらしい
「かまさんシリーズ」
秋に、行き倒れになっていたカマキリを
拾ったことから始まりました。
冬がやってくる時期での
餌の調達に悪戦苦闘。
昼、室内での放し飼いで発生した
その保護色ゆえの悪戦苦闘。
そして、著者の認識不足から
ある衝撃的なことが、おこります。
著者のお母様、大変だったと思います・・・。
そして、蝶を卵から羽化まで育てる挑戦も
特筆すべきもの。
初回の成長記録は、ある意味
中々みかけることができないものでした。
ネタとしては、またとない奇跡の瞬間!
著者としては、そんなのいらん!!
という内容でしたが。
ああ、忘れてならないコーナーが
ありました!
裏表紙の見返しに不定期に載っている
「とりぱんクッキング」!!
著者も、著者のお母様も
絶対お料理上手!!
どれも、おいしそうです。